TRIMMING

トリミングについて

トリミングが苦手でも
大丈夫です

トリミングが苦手でも大丈夫です

トリミングが苦手なワンちゃんは少なくありません。もともとシャンプーが苦手な子もいれば、以前どこかでのトリミングで怖い思いをした、あるいはお年寄り・介護の必要なワンちゃんで長時間は疲れてしまうなど。
トリミングが苦手な子には決して無理をさせず、ワンちゃんの気持ちに寄り添って、コミュニケーションを取りながら、ゆっくりトリミングに慣れてもらうようにいたします。
日常の様子を伺うなど、初回カウンセリングには十分なお時間をいただきます。またワンちゃんが大好きなおやつをお持ちください。ひとつできたらご褒美をあげ、できることを少しずつ増やしていきます。信頼関係を築くために、ワンちゃんとのコミュニケーションのお時間もいただいておりますので、長時間になる場合もあります。
また、トレーナーさんとも連携しております。トリミングができるようになるためのトレーニングをする「美容トレーニング」もありますのでご相談ください。
※カウンセリング料金:¥3,300(30分以上から30分ごとに¥1,650)(税込)
※トリミングに補助が必要な場合:¥1,100~(税込)

美容トレーニングご契約書内容

美容トレーニングをご利用の場合は、「契約書」をご確認いただきご了承いただいております。
以下の内容にて契約を交わさせていただきます。

  • ワンちゃんの様子を見てトレーニングをしますので、当日中にすべての施術が終了しないこともあります。
  • 美容トレーニングで当店に通っている期間は、他店での施術はご遠慮ください。
  • 施術中の動画を撮らせていただきます。改善が見られた場合には、より多くの方に知っていただくために、ビフォーアフターの様子をSNS上で公開させていただきたいので、ご了承いただけるか否かお知らせください。
  • 十分安全に配慮し施術を行いますが、暴れ具合によりケガや体調を崩す場合もあります。病院へ行かなければならないほどのケガや体調不良の場合は、当店のかかりつけの病院にて処置をさせていただきます。
    ※当店の過失によるケガ、事故の場合は、治療費を全額負担させていただきます。
    ※施術中のケガ、事故、体調不良の場合、治療費は飼い主様と当店にて分割させていただきます。
  • 施術時に補助が必要な場合は、別途1時間¥550~¥2,200(税込)をいただいております。

トリミング方法

負担をかけないトリミング法

ワンちゃん第一に、その日の体調やご機嫌を見ながらトリミングをいたします。何よりも避けたいことは、ワンちゃんが嫌な思いをし、トリミング嫌いになってしまうこと。当店では、ワンちゃんがトリミングを好きになるよう、コミュニケーションを取りながら行っていきます。

■テーブルの上で

テーブルの上でトリミングをしますが、ワンちゃんによってテーブルの上での基本的な保定では嫌がることもあります。その子にとって無理のない状態を探り、負担のない状態でトリミングをいたします。

■耳の掃除に配慮を

耳が赤くなっていたり、病気にかかっていると、耳を触ると痛がります。痛がったり病気にかかっていそうな場合は、耳掃除をせず、動物病院での診察をお伝えいたします。

■皮膚全体にも心を配って

皮膚が赤くなっていたり弱くなっていると、また毛玉などで、ブラッシングを嫌がったりします。その場合は、デザインよりワンちゃんの負担に配慮し、バリカンでカットしリセットいたします。

血管近くまではカットしません

当店では、血管ギリギリまではカットいたしません。血管ギリギリまで切ってしまうと、出血する恐れがあるからです。また神経が通っているので、切る時に強い圧力や振動が伝わってしまいます。このように、血管に近くなればなるほど、振動が多く痛い思いをするなど負担がかかります。
難しいのは、爪が伸びすぎてしまった時。爪が伸びすぎてしまうと、血管も長くなってしまい、適切な爪の長さにカットしてしまうと、出血してしまうこともあります。その際には止血をして、切れる範囲までカットするようにしています。
爪が伸びすぎてしまうと、ワンちゃんの負担も大きくなります。爪もこまめにチェックしてあげてください。

バリカンで足先をスッキリします

バリカンで足の毛をキレイに剃ります。シーズーやマルチーズ、ヨークシャテリア、プードルなど、長毛のワンちゃんに適応します。毎日のお散歩の後のお手入れもしやすくなりますし、毛玉も防ぐことができます。またすべりやすいフローリングのお住まいなどではケガを防ぐことにもなります。
しかし、皮膚が弱くバリカンまけをする子や、足先を触られることを嫌がる子もいます。そういう子は無理には剃りません。

お腹の毛もキレイにします

お腹の毛をキレイにカットしますが、男の子と女の子とでは少し違います。
男の子は、全体的におしっこのつきそうな範囲をバリカンで。陰部の先は皮膚がとても薄く、バリカンまけをしますので、基本的には少し残ります。
女の子は、陰部はツルツルにしてしまうと、バイ菌が入りやすくなってしまったり、バリカンまけをしてしまうので、基本的には剃りません。
皮膚の弱い子はハサミである程度カットします。

肛門周りも快適にします

肛門周りをバリカンで剃ります。この部分も皮膚が柔らかいので、バリカンまけをしてしまう子もいます。そういう子の場合は、ハサミで短くします。
尾を持ち上げての作業になりますので、ちょっと嫌がるワンちゃんもいますが、いつも快適でいられるためにも、無理をせずに、肛門周りはしっかりケアをしておきたい箇所です。

耳も汚れやすいところです

耳も大変汚れやすいところです。長毛種のワンちゃんは特に、耳の中にも毛が生えて、耳の病気にもかかりやすくなりますので、しっかりケアをしておきたいところです。耳の中を傷つけることなく、ていねいにクリーニングいたします。綿棒やコットンにイヤークリーナーを付けて、汚れを拭き取ります。
耳の病気になっていると、中の方の皮膚が真っ赤になっていることがあります。そういう時は、ワンちゃんはとても痛い思いをしてしまうので、耳毛抜きはせずに、動物病院での診察をお伝えいたします。

肛門腺のケアも大切です

肛門腺は、肛門の周りにある腺のこと。「ワンちゃんの挨拶」とも言えるお散歩中のマーキングに使われるにおいの強い分泌液を出します。
ワンちゃんたちが野生の生活をしていた頃、肛門腺からの分泌液で外敵から身を守ったり、テリトリーを示すのに使っていました。人と暮らすようになって分泌液を出す機会が少なくなり、分泌液を押し出す筋力が弱まったと言われています。とはいえ、分泌液は溜ってきますので、放っておくと炎症を起こします。
そうなる前に、排出することが必要です。
肛門腺の場所は、肛門を時計に見立てると、4時と8時のところにあります。その部分を絞って分泌液を排出しますが、肛門腺がかたくなっているなど、痛がって絞れないこともあります。排出できない場合は、動物病院に行っていただくようお話いたします。

シャワーにビックリする子もいます

ワンちゃんは、いきなりシャワーをお顔にあてると、シャワーの音にびっくりして、シャンプーが嫌いになってしまうことも。ご自宅でシャンプーをする時には、スポンジで洗い流してあげてください。
当店では、ワンちゃん用のシャンプーを使用し、皮膚に負担をかけないように、原液を薄めスポンジを泡立てて洗っています。直接原液で洗うと、皮膚に負担がかかり、汚れも落ちにくくなります。

ドライヤーの熱に気をつけます

シャンプーの後はドライヤーです。ワンちゃんより20~30cm離して温風をかけ乾かします。近づけすぎると、ドライヤーの熱で火傷をしてしまうことがありますので、注意が必要です。
お顔のあたりは、音や風量で怖がってしまう子もいますので弱風で。スリッカーブラシを使う際は、ブラシの先端が皮膚に当たらないように気をつけます。

カット犬種でないワンちゃんは…

ダックスやポメラニアン、チワワといったカット犬種でないワンちゃんは、基本的にバリカンでのカットはいたしませんが、サマーカットなどでバリカンをかけることもあります。
ところが、カット犬種でない場合、サマーカットの後に毛が元通りに生えそろわないこともありますのでご承知ください。

ワンちゃんの快適な生活を守ります

飼い主様のご希望通りに、ワンちゃんの毛をハサミでカットします。
大切なのは、ワンちゃんが快適に過ごせるようにカットしてあげること。夏は涼しく快適に、冬は寒さから身体を守れるように。
そして見えやすく、聞こえやすく、歩きやすく…など、基本的なワンちゃんの生活を守ってあげるカットを、まず第一に考えてあげましょう。