犬を飼うにあたっての知識

犬を飼うにあたっての知識

犬の特徴

犬を飼い始める前に、まずは犬の特徴を知りましょう。
品種や個体により程度の差はありますが。犬には次のような特徴があります。

犬の病気

犬のかかる病気は、感染症、生活習慣病など人と同じようにたくさんあります。
犬の健康状態を確認するため、まず、動物病院で健康診断をしましょう。
犬が病気にかからないよう予防接種をすることも大切です。また、病気になった時に慌てないように、普段からかかりつけの動物病院を決め、日ごろから色々相談しておくことも大切です。

犬がかかりやすい病気をご紹介します。

▼腸管内寄生虫症(回虫、こう虫、条虫など)


下痢や食欲不振などが主な症状ですが、耐力のない子犬などでは放っておくと死亡することもあります。
多くは便の虫卵検査で診断します。
治療には、寄生虫の種類に応じた駆虫薬を投与することが必要です。

▼パルボウイルス感染症


嘔吐、下痢が主な症状で、子犬では発病してから1~2日で死亡する感染症です。
この病気にかかったら、ただちに徹底した治療が必要です。
ワクチンで予防することができますので、生後2~3ヶ月になったらワクチンを接種するようにしてください。

▼犬フィラリア症


そうめん状の細い虫が心臓の中に寄生する病気です。
蚊に刺されることで感染します。寄生数が多いと心臓の機能に障害を与え、せき、腹水、失神などの症状を示し、心不全で死亡することもあります。
動物病院で、毎年5月~11月の間お薬を飲むことで予防できます。

犬の法律

人間生活の中に法律があるように、犬の生活の中にも法律があります。
飼い主が知っておかなければならない・知っておきたい法律をご紹介します。

狂犬病予防


①生後91日以上の犬を飼い始めたら、30日以内に犬の登録をすること。
②生後91日以上の犬には、毎年1回、狂犬病の予防注射を受けさせ、注射済票の交付を受けること。
③鑑札と注射済票は、必ず犬に着けておくこと。
④犬が死亡したときや犬の所在地、所有者の住所などで登録した内容に変更があったときには、届けを出すこと。

▼動物の愛護及び管理に関する法律


①動物を『命あるもの』と認識し、動物をみだりに殺したり、傷つけたり、苦しめたりすることのないようにすること。
②飼い主は動物の習性を考慮して、その動物の一生にわたり適正に飼養すること。
③飼い主は動物が人に迷惑を及ぼさないよう努めること。
④繁殖を希望しない飼い主は、動物に不妊手術などを行うように努めること。
⑤飼い主は動物が自分の所有であることが分かるよう、所有明示ををしておくこと。また、逃げ出さないよう対策をとっておくこと。
⑥愛護動物※を殺傷した者は2年以下懲役又は200万円以下の罰金に処せられます。また、愛護動物を遺棄・虐待したものは100万円以下の罰金に処せられます。
※牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる。
また、これら以外で人が飼っている哺乳類、鳥類、爬虫類

被災が起きたら

地震などの被災が起きた時、人と同じように動物も被災します。
避難所には多くの方々が家族の一員である動物と一緒に避難してくるでしょう。
しかし、避難所では動物が嫌いな方や動物の毛等によるアレルギーの方などと共同生活をすることになります。避難所で犬が人の迷惑にならないよう日ごろから次のような準備をしておくことが必要です。

▼適切な管理


災害時に迷子にさせないよう犬に、鑑札・注射済票を着けることはもちろんですが、迷子札やマイクロチップを装着しておくのもいいでしょう。
また、緊急時に犬を預かってくれる場所を確保しておくとよいでしょう

▼しつけ


避難所でのトラブル防止のため、日ごろから最低限の基本的なしつけをしておくことが必要です。
ケージなどに嫌がらずに入ることが出来るようにしておくことも大切です。

▼非常時用備品


えさ、水、容器、引き綱、ふん等の汚物処理用具、携帯用のペットケージ、予防接種記録などが記載された健康手帳などすぐ持ち出せるものを準備しておきましょう。

姿を見ないで自分の飼い犬の特徴を正確に言える人は意外と少ないものです。
いざというときのために記録しておきましょう。

ノミ・ダニの駆除

▼フロントラインとホームセンターで売られているものの違い


・フロントライン
…首筋一カ所に投与すると、成分は犬や猫の皮膚表面の脂分を伝わり全身に広がります。
その後、毛根の横にある皮脂腺に蓄えられ、そこから皮脂とともに徐々に放出されて再び体表や 被毛上に広がるため、その効果が長く続き、効果があります。

・ホームセンター
…効果が感じられず、ただの気休めのものが多いです。

狂犬病について

感染した犬にかまれることで人に感染する狂犬病。
現代でも治療法はなく、人も動物も発症すると100%死亡してしまいます。
日本では昭和32年以降、犬の発生はありませんが、世界では現在でも大半の国・地域で発生しており、年間5万人以上の人が死亡しています。

万が一、最悪の事態に備え、狂犬病の予防は必須です。
大切な愛犬を、そして自分、周囲の人々を守るため、狂犬病予防を受けるべきなのです。